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甲府ロータリークラブ 第2620地区|HOMELINK会員専用ページ
 ロータリーとは「人道的な奉仕を行ない、あらゆる事業及び専門職務において高度な道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することをめざした人が世界的に結び合った団体」です。
 全世界の220以上の国や地域に35,000を超えるロータリークラブがあり、世界各地のロータリークラブの連合会が国際ロータリーです。
 ロータリーは1905年にアメリカ・イリノイ州シカゴ市の弁護士ポール・ハリスの呼びかけによって誕生しました。その後110年余の間に人種・民族・思想を超えて世界中にロータリークラブが誕生し、世界平和の実現をめざし活動を続けています。
 各ロータリークラブは地域社会の様々な事業、専門職務から選ばれたその業種の代表的人物の会員が毎週定期的に会合を行ない、クラブの運営や奉仕活動の方法、あるいは奉仕の機会などについて話し合っています。
 今から94年前、1905年当時のアメリカは経済恐慌で人心はすさみ、犯罪は巷にみちているというありさまでした。これを憂えたシカゴの一青年弁護士ポールP.ハリスは、よい社会をつくるためには、人の和を図り、世の中に奉仕する気持を多くの人が持つようになることが大切だと考え、ポール・ハリス自身それ以前数年間、想を練り、まず石炭商シルベスター・シール、鉱山技師ガスターバス・ローア、洋服商ハイラム・ショーレーの3人の友人と語らい、2月23日、この理想をひろく人々に呼びかけるための第1回の会合を持つに至りました。
 はじめ数ヵ月は非公式にプースター・クラブ(ブースターとは向上させるの意)と呼んでいましたが、さらに印刷業界のハリー・ラッグルズをはじめ、他の友人が加わってロータリー・クラブの誕生となりました。ロータリーとは、集会を順番に、会員が各自の事務所で持ち廻ってひらくことから名付けられました。
 この理想は着々と実現され、1908年2番目のクラブがサンフランシスコにつくられ、1910年には国内クラブ数16を数えるまでになり、さらに国境を越えてカナダ、英国へと国際的ひろがりをもって発展し、ここにロータリー国際連合会ができ、1922年には国際ロータリーと呼ばれることになったのです。
 こうしてこのささやかな理想の芽生えは、現在200以上の国と地域に広がり、クラブ数36,680、会員総数は1,193,804人(2021年4月16日RI公式発表)に達しています。これらクラブをメンバーとして国際ロータリーが構成されています。
 日本のロータリー・クラブは、1920年(大正9年)10月、その頃の三井銀行重役米山梅吉氏が、国際ロータリーから委任されて、東京に設立したのがはじまりで、世界で855番目のクラブでありました。つづいて1922年大阪、次に神戸、名古屋、京都、横浜に、また当時日本の統治下にあった朝鮮、台湾、さらに満州国にも設立され、昭和15年には48クラブ、2,000名の会員を数えるまでになりました。
 ところが太平洋戦争直前の昭和15年は国際団体に対する圧迫がロータリーにも及び、遂に日本のロータリーは国際ロータリーから一時脱退しなければならなくなりましたが、戦時下にあってもその精神と組職は失われず、例会はつづけられ、戦後の平和回復とともに、国際復帰をめざす努力が実って、1949年(昭和24年)3月、東京、大阪をはじめ7クラブが国際ロータリー復帰を認められました。
 以来めざましい発展をつづけ、現在では北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数2,237、会員数85,492人(2021年3月末)に達し、なおすべての都市、すべての町にその理想の翼を広げる努力を続けております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から定款により、一業種一人を選び週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。